【重兵衛から季節のお便り】夏の海女の暮らしより
- 2025.08.09
夏本番がやってきましたね!半農半漁の多いここ相差でも、夏ならではの仕事に皆さん精を出しています。
今回は、現役の海女さんである若女将から「夏の海女の暮らしについて」の便りをお届けします。ぜひご覧ください!

皆さまこんにちは!
相差の海女は、4月後半から9月中頃まで、主にあわび漁を行っています。
毎日潜るわけではなく、漁に出ない日もいくつかあります。
たとえば水曜・日曜は市場がお休みのため、前日の火曜・土曜の漁はお休み。
そして、毎月7日と17日は「サメが伊雑宮(いざわのみや、いぞうぐう)にお参りに来る日」と古くから伝えられており、この日の漁は控えます。
自然とともに生きるこの町ならではの、神秘的な風習なんです!
写真左:この日獲れたアワビ達、写真右:過去一番大きな鮑を獲った時のもの、1個450gです!

夏の海は、日差しが強く、暑さとの付き合い方も大切です。私は出発までできるだけ日陰で待機し、体力を温存するようにしています。それでも、ウェットスーツの袖口から汗がぽたぽたと流れ出すほど。
ウェットスーツの厚みは、季節によって変わるんですよ。私は夏は3ミリ、冬は5ミリのものを使用しています。
最近は海水温が少しずつ上がってきているように感じるので、心配です...。
ちなみに、いつも乗せてもらっている船は、いとこのご主人の船です。こうして海に出られるのも、身近な支えがあってこそ。本当にありがたいです。
写真左:いつも乗せてもらっている船、写真右:海女は浮き輪のような形のものはタンポやカギノミ、磯ミノ、足ヒレなどを持っていきます。

漁に出る前には、海女小屋の「かまど」で身体を温めるのが昔ながらの習わしなのですが、暑い夏でも、その習慣を守り続けているベテランの海女さんもいらっしゃるんです。
なんだかんだと、家族やスタッフ、そして仲間に支えられながら、天気にも恵まれ、ほぼ毎回、漁に出ることができています。この環境に日々感謝です!
館内で私を見かけましたら、ぜひ気軽に話しかけてください。
写真左:船からの風景、写真右:この日獲れたアワビ
--- 花の小宿 重兵衛 若女将より

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